バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由5選!その対策についても合わせて解説

      2025/12/26

「スイスの山々を背景に佇む、トライカラーの美しい巨体」そんなバーニーズマウンテンドッグに憧れ、「いつか飼ってみたい」と夢見ている方は多いはずです。

しかし、いざお迎えを検討し始めると、検索画面に「バーニーズマウンテンドッグ 後悔」「大変」「短命」といった不安な言葉が並び、足が止まってしまうのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、バーニーズは決して「誰にでも飼える簡単な犬」ではありません。 

この記事では、バーニーズ飼育のリアルな壁を5つの視点で徹底解説します。

うさパラ コンテンツ制作チーム

【監修】うさパラ コンテンツ制作チーム

犬猫ペットのお薬通販輸入代行うさパラのコンテンツ制作チーム。専門知識を活かし、正確で分かりやすい情報発信を心がけています。 薬剤師 ・獣医師が在籍。

【結論】バーニーズは“最高の相棒”になり得る一方、準備不足だと後悔しやすい犬種

バーニーズマウンテンドッグは、非常に温厚で人懐っこく、飼い主との深い絆を大切にする犬種です。

その忠実さから「最高の家庭犬」と称されることもありますが、そのポテンシャルを引き出すためには、飼い主側に相応の準備が求められます。

安易な憧れだけで迎えてしまうと、成長後のパワーや維持費に圧倒され、最悪の場合、飼育放棄に至るケースもゼロではありません。

 後悔の多くは、以下の5つのポイントで「想像していたライン」を現実が超えてしまうことで発生します。

  1. 想像以上にお金がかかる
  2. 想像以上に大きくて力が強い
  3. 子犬期が想像以上に大変
  4. 抜け毛と暑さ対策が想像以上に重い
  5. 病気リスクへの備えが想像以上に必要

バーニーズマウンテンドッグはどんな犬?

スイス原産の牧畜・使役犬である彼らは、オスであれば体重50kgを超えることも珍しくありません。 また、子犬の成長スピードが非常に速く、生後半年〜1年で人間並みの大きさと力を持つようになります。大型犬の飼育経験がない家庭ほど、この最初の1年が勝負の時期となります。

(参考文献:Bernese Mountain Dog |PetMD)

バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由①お金が想像以上にかかる

現実的な話として、最も多くの飼い主さんが直面する壁が「コスト(維持費)」の問題です。

超大型犬との暮らしは、あらゆる支出が「サイズに比例」して増えていきます。

まず、医療費の負担が大きくなります。

フィラリア予防薬やノミ・ダニ予防薬、抗生剤などの薬価は体重で決まるため、小型犬の数倍〜10倍近い金額になることもあります。

統計的にも大型犬の年間医療費は高くなる傾向があり、手術や入院が必要になれば数十万円単位の出費も覚悟しなければなりません。

さらに、毎月のフード代やトイレシートなどの消耗品費も馬鹿になりません。

良質なフードを選べば月額数万円は当たり前です。 

迎える前に、「毎月の固定費」だけでなく、「突発的な医療費」に備えるための貯金やペット保険の検討が不可欠です。

なお「後悔につながりやすい出費ポイント」は犬種によって中身が変わります。大型犬は体重に比例して医療・消耗品コストが増えやすい一方、小型犬でも被毛ケアや吠え対策などで負担を感じることがあります。具体例はミニチュアシュナウザー後悔も参考にしてください。

バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由②制御不能な体重の重さ

2つ目の理由は、「物理的なパワー」です。体重50kg級になり得る犬を「安全に扱えるか」は、愛情とは別の問題として捉える必要があります。

普段は大人しくても、猫を見つけた瞬間や雷に驚いた瞬間の突発的な力は凄まじいものがあります。

もし愛犬が病気や老化で「寝たきり」になった時、40kg以上の体を抱えてトイレに行かせたり、通院のために車に乗せたりすることができますか?

特にマンションの上階(エレベーターなし)や、段差の多い家での飼育は、老後の介護が物理的に不可能になり、「こんなはずでは」と後悔するリスクが高まります。

バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由③子犬期の世話の大変さ

「温厚な犬」というイメージは、あくまで「精神的に成熟した成犬(2〜3歳以降)」の話です。 

子犬から若犬の時期は、むしろ「怪獣」と表現されるほどパワフルでヤンチャです。

特に悩まされるのが「甘噛み」です。遊びの一環として噛んできますが、体が大きいため甘噛みでも迫力があり、飼い主の手足が生傷だらけになることもあります。

(参考文献:Bernese Mountain Dog|The Royal Kennel Club

バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由④抜け毛地獄と日本の夏への適応

生活環境面での後悔ポイントは、「毛」と「暑さ」です。

バーニーズは寒さに強い「ダブルコート(二重毛)」を持っていますが、その代償として抜け毛の量は想像を絶します。

換毛期には部屋中が毛だらけになり、掃除機をかけた直後にまた毛玉が転がっている……という状況が続きます。

「黒い服が着られない」「車内が毛だらけ」といった生活の変化にストレスを感じる人もいます。

バーニーズマウンテンドッグで後悔する理由⑤病気の不安

獣医師として最も伝えなければならないのが、「健康リスク」と「寿命の短さ」です。これを知らずに迎えることが、最大の後悔につながります。

バーニーズは、「胃拡張・胃捻転症候群」などの緊急疾患や、「股関節形成不全」などの関節トラブルを起こしやすい犬種です。

「病気が多いなんて知らなかった」「こんなに早くお別れが来るなんて」と後悔しないためには、「早食い防止」や「体重管理」といった予防策を徹底し、若いうちからの定期検診(年1〜2回)で早期発見に努めることが重要です。

【バーニーズマウンテンドッグ】後悔しないために「迎える前」に確認すべきポイント

ここでは、後悔を未然に防ぐための具体的な対策を3つ提示します。

しつけ対策:最初からプロの手を借りる

初心者が独学で50kgの犬をしつけるのは困難です。「不安なら最初からプロに頼る」のが正解です。 迎えた直後からドッグトレーナーに相談し、社会化トレーニングを行うことを予算に組み込んでおきましょう。家族全員で統一したルール(飛びつき禁止など)を守ることも、学習をスムーズにする秘訣です。

環境対策:家と車を「犬仕様」にする

フローリングは関節を痛める原因になるため、滑りにくい床材への変更は必須です。 また、将来の通院や介護を見据え、大型犬用クレートが載る車を用意したり、玄関の段差を解消したりと、物理的な動線を確認しておきましょう。「夏場の室温・湿度管理」が24時間体制でできるかも、再確認してください。

健康対策:早期発見への投資と保険

高額医療に備え、補償割合の高いペット保険への加入や、医療費貯金を強くおすすめします。 また、かかりつけ医だけでなく、夜間や休日に対応してくれる救急病院を確保しておくことも、胃捻転などの緊急時に命を救うことにつながります。

(参考文献:Bloat (or GDV) in Dogs: What Is it and How Is it Treated?|The American Kennel Club)

「バーニーズマウンテンドッグ 後悔」に関するよくある質問

Q1. 初心者でも飼えますか?

A. 飼えますが、「初心者=楽」ではありません。 初めて犬を飼う場合でも、十分な準備と覚悟があれば可能です。ただし、体格・しつけ・費用・暑さ対策のすべてにおいてハードルが高いことを理解し、「準備してから迎える」ことが絶対条件です。

Q2. どれくらい大きくなりますか?本当に50kg超えますか?

A. オスなら50kgを超えることも珍しくありません。 個体差や血統によりますが、成犬時は人間一人分以上の重さになります。迎える前にブリーダーに親犬のサイズを確認し、最大サイズになっても制御できるかシミュレーションしておきましょう。

Q3. 病気が心配です。まず何に備えればいい?

A. 「胃捻転」と「体重管理」から始めましょう。 命に関わる「胃捻転」を防ぐため、食後の休息を徹底すること。そして、関節や心臓への負担を減らすために「太らせないこと」。この2つは今日からできる最強の予防策です。加えて、定期的な健康診断を習慣化してください。

【まとめ】「可愛い」だけでなく「一生守り抜く」覚悟が必要

バーニーズマウンテンドッグで後悔してしまう最大の理由は、「理想と現実のギャップ」です。

  • 想像以上にお金がかかる
  • 想像以上に力が強く、介護が大変
  • 短命のリスク

これらの現実から目を背けず、全てを受け入れる覚悟ができた時、バーニーズとの暮らしは「後悔」ではなく、「かけがえのない幸福」に変わります。

彼らが向けてくれる全霊の愛情と信頼は、苦労を補って余りあるものです。

「可愛いから」という理由だけでなく、「私がこの子の生涯を、責任を持って幸せにする」という強い意志を持って、運命の一頭を迎えてあげてください。

監修者コメント
監修者の写真

バーニーズとの暮らしは、その愛くるしい見た目とは裏腹に、体力・経済力・精神力の総力戦です。特に獣医師として懸念するのは、50kg級の巨体を「介護」する現実と、遺伝的な病気のリスクです。「可愛い」だけで乗り切るにはハードルが高い犬種ですが、正しい知識で備えれば、彼らはそれ以上の愛で応えてくれます。この記事で厳しい現実を直視できたあなたなら、きっと最後まで守り抜く覚悟を持てると信じています。

監修・うさパラ コンテンツ制作チーム

 - 犬の健康

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