シベリアンハスキーを飼って後悔する理由5選!飼育が難しいという噂について解説

      2026/09/22

飼い主にブラッシングされているシベリアンハスキーの成犬

シベリアンハスキーは、オオカミのような見た目と人懐っこい性格で人気の高い犬種です。しかし、SNSやネット上では「飼って後悔した」「思ったより大変だった」という声を見かけることも少なくありません。

これからシベリアンハスキーをお迎えしようと思っているときに、「後悔」という言葉を見ると、本当にお迎えして大丈夫なのか不安になってしまいますよね。確かに、犬種の特徴を理解せずにお迎えすれば、飼育の大変さを感じて後悔につながってしまうこともあります。

ただ、それはシベリアンハスキーに限った話ではなく、どんな犬種でも起こり得ることでしょう。そのため、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。

この記事では、シベリアンハスキーを飼って後悔する理由や、飼育が難しいという噂について解説します。

この記事でわかること
  • 後悔につながりやすい飼育上の負担
  • 運動量や暑さ対策など犬種の特徴
  • 迎える前に確認したい生活環境と費用
なっきー

【執筆】なっきー(ペット専門家・ライター)

ペットケアライター。犬猫に関する資格を多数保有するほか、海外のペット関連講座も複数修了。犬猫に関する記事の執筆・監修、ペット用品の商品開発アドバイスなどに携わる。現在も複数の愛犬と暮らしている。

➤詳しく見る

シベリアンハスキーを飼って後悔する理由5選

①運動量が多い

シベリアンハスキーを飼って後悔する理由の1つに、運動量の多さが挙げられます。

もともとシベリアンハスキーは、シベリアの極寒地域でそりを引く使役犬として活躍してきた歴史を持つ犬種です。現在も持久力と活動欲求を備えており、運動不足になるとストレスとなってしまうこともあります。

そのため、毎日の散歩や遊びの時間を十分に確保する必要がありますが、多くの運動量を必要とすることを知らないと戸惑ってしまうでしょう。

さらに、雨や台風の日でも外に出たがる子も多く、天候が悪い日の散歩を負担に感じる飼い主さんも少なくありません。

②暑さに弱く、夏場の室温管理が欠かせない

暑さに弱く、夏場の室温管理が欠かせないことも、シベリアンハスキーを飼って大変だと感じる理由の1つでしょう。

シベリアンハスキーは寒冷地であるシベリア原産の犬種で、寒さから体を守るために被毛が二重構造になっています。そのため、日本の高温多湿な環境を苦手とし、特に夏場は熱中症に注意が必要です。

暑い時期は1日中エアコンを使用して室温を保つ必要がありますが、近年は電気代の高騰もあり、夏場の冷房費が想像以上にかかってしまうことも珍しくありません。留守中でもエアコンは欠かせないため、冷房費の負担を感じる飼い主さんもいるでしょう。

③ブラッシングの手間がかかる

シベリアンハスキーは、比較的毛足が短いですが、毎日のブラッシングが欠かせません。体が大きく被毛も密で豊かなため、ブラッシングに時間と労力がかかりやすい犬種です。

また、夏毛と冬毛が生え変わる年に2回の換毛期では、大量に毛が抜けるため、こまめな掃除も必要になります。ブラッシングせずに抜け毛を放置すると、被毛の中に湿気や汚れがこもり、皮膚トラブルにつながることも少なくありません。

シベリアンハスキーの見た目の美しさに惹かれて迎えたものの、ブラッシングや抜け毛の量、掃除の手間に驚く人もいるでしょう。

(参考文献:Siberian Husky breed information|PDSA

④留守番が苦手

シベリアンハスキーは、長時間の留守番が苦手で、留守中にいたずらをしてしまうことも少なくありません。

シベリアンハスキーはもともと集団でそりを引いていた犬種なので、人やほかの犬との関わりを好む傾向にあり、ひとりで過ごすことが苦手です。

そのため、長時間の留守番はストレスとなり、遠吠えしたり家具をかじる、物を破壊するなどの問題行動につながることもあります。

実際、SNSなどでは、帰宅したら部屋の中がめちゃくちゃになっていたという投稿も度々見られるでしょう。帰宅後の片付けや掃除の大変さに、留守番させられないと感じる飼い主さんもいるようです。

(参考文献:Siberian Husky breed information|PDSA

⑤飼育費用と住環境のハードルが高い

大型犬のシベリアンハスキーは食事量が多く、毎月の食費も増えがちです。また、ワクチンや健康診断、病気やケガをした際の治療費も、体が大きい分小型犬より高額になる傾向があります。

もちろん、室内では動き回れるスペースを確保する必要があるほか、暑さ対策のためのエアコンなど、住環境にも配慮しなければいけません。

さらに、ペット可の賃貸住宅では小型犬以外の飼育が禁止されていることも多く、引っ越し先がなかなか見つからないということもあるでしょう。こうした飼育費用と住環境のハードルが高いことも、後悔につながりやすい理由と言えます。

シベリアンハスキーの知っておきたい特徴

シベリアンハスキーとの暮らしを後悔しないためにも、シベリアンハスキーの基本的な特徴を知っておきましょう。

自分に合った犬種なのか、お迎えを負担に感じないかを、事前に確認しておくことが大切です。

見た目以上に体力がある犬種

シベリアンハスキーは、通常の散歩だけでは運動量が足りない可能性があります。

見た目以上に体力があるため、1日2回、1回30〜60 分ほどの散歩のほか、別で遊びの時間が必要になることも少なくありません。

また、散歩もただ歩くだけでなく、走る、遊ぶ、においを嗅ぐなど、体と頭を使える時間を取り入れることが大切です。

友好的で明るい性格

シベリアンハスキーは、友好的で穏やかな気質を持ちながら、明るく遊び好きな性格の犬種です。

クールな見た目に反して親しみやすく、茶目っ気のある行動で場を和ませてくれるでしょう。

もちろん、性格には個体差があり、必ずしもすべてのシベリアンハスキーに当てはまるわけではありませんが、良好な関係を築きやすい子が多い傾向にあります。

(参考文献:Official Standard of the Siberian Husky|AMERICAN KENNEL CLUB

シベリアンハスキーを飼っても後悔しにくい人の特徴

シベリアンハスキーは魅力の多い犬種ですが、どんな人にも飼いやすい犬種というわけではありません。

お迎えしてから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、後悔しにくい人の特徴を見ていきましょう。

犬との運動やアウトドアを楽しめる人

シベリアンハスキーは活動的な犬種のため、ドッグランやハイキング、キャンプなど、愛犬と一緒に過ごせる場所へ足を運ぶことを楽しめる人なら、後悔しにくいでしょう。

反対に、外出や予定の調整を手間に感じやすい人は、負担が大きくなるかもしれません。

愛犬との行動範囲が広がることを、前向きに捉えられるかをよく考えてみることが大切です。

しつけを根気よく続けられる人

シベリアンハスキーは賢い一方で、自分で考えて行動する一面もあるため、しつけを根気よく続けられる人に向いている犬種です。

しつけは一度教えて終わりではなく、日々の生活の中で繰り返し伝えていくことが欠かせません。

思い通りにいかなくても、犬のペースに合わせて焦らずに向き合っていくことで、良い関係を築きやすくなります。

医療費・フード代・老犬介護まで見据えられる人

シベリアンハスキーと暮らしていくためには、子犬の頃だけでなく、老犬になってからのことまで考えられる人でなければ難しいでしょう。

若く元気な時期は問題なくても、年齢を重ねると病気にかかりやすくなり、通院や段差への配慮、寝たきりになるなどで介護が必要になることもあります。

また、医療費やフード代などは年齢とともに増えやすく、長期的な費用計画も欠かせません。

(参考文献:2023 AAHA Senior Care Guidelines for Dogs and Cats|AAHA

「シベリアンハスキー 後悔」に関するよくある質問

Q1.シベリアンハスキーは初心者でも飼えますか?

シベリアンハスキーは、初心者にはやや飼育難易度が高く、お迎えする場合はしつけ教室などを活用するといいでしょう。

シベリアンハスキーは自由気ままな性格の子も多く、トレーニングへの関心が低い傾向にあります。そのため、自己流でしつけを進めるよりも、早い段階で専門家に相談しながら、基本的なルールを根気よく教えていくことが大切です。「大型犬を飼ってみたい」という憧れだけで迎えると、後悔につながりやすいでしょう。

Q2.シベリアンハスキーの散歩時間はどれくらい必要ですか?

シベリアンハスキーの散歩時間は、1日2回、1回30〜60分ほどが目安です。ただし、必要な運動量には個体差があり、年齢や健康状態によっても異なります。

特に若く活発な子では、散歩だけでは運動欲求を満たせないため、ボール遊びや引っ張りっこなど、別に遊びの時間を作ってあげることも大切です。さらに、飼い主さんが休みのときはドッグランに連れて行ってあげるなど、十分な運動時間を確保してあげましょう。

Q3.シベリアンハスキーを飼って後悔しないために一番大切なことは何ですか?

シベリアンハスキーを飼って後悔しないためには、見た目のかっこよさや憧れだけでお迎えを決めないことです。

運動量の多さや暑さへの弱さ、被毛のお手入れ、留守番の苦手さなど、犬種特有の特徴を理解したうえで、自分の生活環境に合っているかを考えましょう。また、家族で協力できるか、時間や費用を十分に確保できるか、老犬になった後まで責任を持って寄り添えるかを事前に話し合っておくことも重要です。

【まとめ】現実を知った上で覚悟を持って迎えれば、ハスキーは最高の家族になる

シベリアンハスキーは、誰にでも簡単に飼える犬種ではありません。

だからこそ、迎える前に「かわいい」「かっこいい」だけでなく、日々の暮らしを具体的に想像しておくことが大切です。

もちろん、生き物が相手なので思い通りにいかないこともあるでしょう。しかし、きちんと向き合った時間は、ちゃんと信頼関係につながっていきます。

運動や遊びを一緒に楽しみ、日々の変化や成長を共有できることは、シベリアンハスキーと暮らす大きな魅力です。

大変さを含めて向き合える覚悟があれば、シベリアンハスキーは最高の家族となり、特別な時間になるでしょう。

監修者コメント
監修者の写真

シベリアンハスキーとの暮らしで悩んだときは、飼い主さんだけで抱え込まないことも大切です。問題行動や体調管理、しつけの悩みは、早めに獣医師やトレーナーなどの専門家へ相談することで解決の糸口が見つかるでしょう。また、犬種の特徴だけで判断せず、その子の性格や年齢、体調に合わせて関わり方を見直していくことが、お互いに安心して暮らすためのポイントです。この記事がシベリアンハスキーとの暮らしを考えるきっかけになれば幸いです。

監修・うさパラ コンテンツ制作チーム

 -

  関連記事

毛が抜けない中型犬って?適切なケアについて解説

中型犬で毛が抜けない犬種を探している方へ。ミディアムプードルやバセンジーなど抜け毛が目立ちにくい犬種の特徴を、毛質や換毛期の違いから解説します。定期的なカットやブラッシング、フケへの配慮、服や床に落ちる毛の掃除対策まで知り、住まい・運動量・お手入れ時間に合う犬を迎えられるか具体的に検討する際の参考にできます。

goldendoodle
【後悔】ゴールデンドゥードルが大変と言われる理由5選!知っておきたいポイントを解説

「まるでテディベアみたい!」と大人気のゴールデンドゥードル。 「いつか飼ってみたい」と憧れる一方で、ネット上の「大変」「後悔」といった言葉を見て不安になっている方もいるのではないでしょうか。 結論から …

I let go of dog breeding neurosis.
育犬ノイローゼでペットを手放したいと思う前に!原因と対策について解説

子犬との生活を夢見ていたはずなのに、現実は鳴り止まない夜鳴き、終わらないトイレの失敗、そして自分の時間はゼロ。 「もう無理かもしれない」「いっそ手放した方が…」そんな風に自分を責めていませんか。 その …

スタンダードプードルが気持ち悪いと言われる5つの理由!飼育が大変という噂について

スタンダードプードルが「気持ち悪い」「でかい」とネットで言われる噂の真相を解説。人間のような賢い仕草や、独特のトリミングカットが不気味という誤解を生む理由を紐解きます。実際には知能が高く、おっとりして家庭犬に最適な魅力を持つ大型犬です。お迎えに悩む方へ、本当の性格や飼い方の注意点を詳しく解説

Age limit laws for owning a dog
【法律】犬を飼うのに年齢制限はある?高齢者が責任を持って飼える最後の年齢について

「犬を飼いたいけど、自分の年齢で最後まで面倒を見られるだろうか?」 その不安、とてもよく分かります。 大切なのは、年齢の数字ではなく、万が一の時に備えて「最後まで飼う」ための体制を整えられるかどうかで …