2026/01/30
猫が尻尾で「ペシペシ」と叩いてくると、「怒ってるの?嫌われた?」と不安になりますよね。でも、猫の尻尾は“気持ちを伝える道具”。
実はペシペシは、甘えや遊びの催促など「構ってほしい」サインであることが多い一方、状況によっては「もうやめて」「今は触らないで」という不満の合図にもなります。
大切なのは、叩き方の強さや耳・目・体のサインとセットで見分け、猫が安心できる対応を選ぶこと。
この記事では「猫 尻尾 ペシペシしてくる」行動の理由と、初心者でも迷わない接し方を解説します。
目次
【結論】ペシペシは「構って・遊んで」のアピールが多い。
猫が尻尾でペシペシしてくるのは、飼い主さんに気づいてほしい、遊びやコミュニケーションを始めたいという気持ちが背景にあることが少なくありません。
特に、猫が近くに寄ってきてリラックスした表情(目を細める、ゴロゴロ喉を鳴らす等)をしている場合は、「ここにいるよ」「構ってね」という合図として理解しやすいです。
場合によっては、不満やイライラの表現となることも
一方で、尻尾の動きは感情表現でもあります。ペシペシが強め(バシバシ)になったり、尻尾を床にパタパタ叩きつけるような動きが見られる場合は、イライラや緊張のサインのことも。
耳が横〜後ろ向き(いわゆるイカ耳)になっていたり、体がこわばっているなら「今はやめて」の可能性が上がります。
猫が尻尾でペシペシしてくる理由①構ってほしい・甘えたい
猫は言葉の代わりに、体の動きで気持ちを伝えます。
尻尾ペシペシはその一つで、甘えたいときの「ねえねえ」に近い行動として見られます。
よくある場面としては、飼い主さんが帰宅して一息ついたときや、ソファやベッドでくつろいでいるとき、あるいはスマホやPCに集中しているときなどが挙げられます。
甘えているかどうかの見分けポイントは、ペシペシという当たり方が軽くトントンとしていること、体をすり寄せたり頭突きをしてくること、そして目を細めるなど表情がやわらかいことです。
このタイプは「怒り」ではなく、距離を縮めたいサインであることが多いので、後述の“短い対応”が効果的です。
猫が尻尾でペシペシしてくる理由②遊びたい
遊びたい気分のときも、尻尾でペシペシして「相手を誘う」ことがあります。
猫の尻尾は気分で動き方が変わり、狩り・遊び・集中などの状態が尻尾に出ます。
よくある場面は、朝夕の活動的な時間帯(いわゆる“猫のゴールデンタイム”)や、留守番後で退屈がたまっているとき、目の前にヒモや指先などの動くものがあるときなどです。
遊びたい時の見分けポイントとしては、目がキラキラして瞳孔が大きくなっていること、お尻が上がっていたり走り出す前の“溜め”があったりすること、そして尻尾の先だけがピクピク動く集中のサインが見られることです。
猫が尻尾でペシペシしてくる理由③ごはん・おやつ・ルーティンの催促
「ごはんの時間」「おやつ」「いつもの遊び」など、猫は日課をよく覚えています。
ペシペシは、ルーティンを早めてほしい催促として現れることもあります。
よくある場面としては、給餌時間の少し前や、飼い主さんがキッチンに立った瞬間、食器の前や保管場所の前にいるときなどが挙げられます。
この場合、毎回すぐに要求に応えると「ペシペシすれば叶う」と学習して要求が強くなることもあるため、対応の仕方がポイントになります。
猫が尻尾でペシペシしてくる理由④不満・イライラ
撫でている最中や抱っこ中にペシペシが始まったら、猫が「今はそれ以上は嫌かも」と伝えていることがあります。
尻尾を強く振る・叩くのは不機嫌サインとしてよく知られています。
よくあるきっかけは、撫でる時間が長かったりしつこく触ってしまったりしたとき、眠いのに構われたとき、ブラッシングや爪切りなど苦手なケアをされそうになったとき、来客や騒音など環境ストレスがあるときなどです。
“やめて”のサインが強いときの症状としては、耳が横や後ろに向き目つきが鋭くなること、体が硬くなり距離を取ろうとすること、低い声や唸りを出したり口元が緊張したりすることが挙げられます。
この段階で止めないと、猫は噛んだり引っかいたりする次の手段に進むことがあるので、「叩いてきた=合図が出た」と受け止めるのが安全です。
猫が尻尾でペシペシしてくる理由⑤安心のしるし
ペシペシに加えて、体をこすりつけたり、尻尾を絡ませたりするなら、安心・親愛のサインが混ざっている場合があります。
猫の尻尾(特に付け根)には臭腺があり、こすりつけはマーキング(におい付け)としても説明されています。
つまり、「この人(この場所)は自分の安心できるテリトリー」という気持ちを表していることも。
ペシペシが軽く、猫の表情が穏やかなら「心を許している」方向で受け止めやすいでしょう。
猫に尻尾でペシペシされた時の正しい対応
ポイントは叱らないこと、尻尾を強く触らないこと、そして猫の気分に合わせて反応を変えることです。
猫の尻尾は敏感な部位なので、叩かれても握ったり掴んだりしないでください。
短く声をかける
甘えや軽い催促のようなペシペシなら、まずは「なあに?」と優しく一声かけたり、目線を合わせすぎずに体を少し横に向けたりしてみましょう。この“短い反応”で、猫は安心して落ち着くことがあります。
撫でる
撫でる場合は「短く・猫が好きな場所中心」がコツです。頭・頬・あご下など好まれやすい部位から撫で始め、10〜20秒程度で一旦やめて猫の反応を見てみましょう。もしペシペシが強くなったり、尻尾がバタバタしたり、耳が後ろに向くようであれば「もう十分」の合図かもしれません。
距離を取る
不満やイライラ寄りのペシペシなら、正解はシンプルです。手を止め、追いかけたりせずに近づかないようにし、猫が落ち着くまで待ちましょう。しつこく反応するとその行動がエスカレートする可能性があるため、場合によっては「あえて無視」も有効とされています。
猫の尻尾ペシペシに対してやってはいけないこと
ここはトラブル(噛む・引っかく・関係悪化)を防ぐために重要です。
叱る
猫は“叱られて理解する”よりも、「その状況が怖い・嫌だ」と学びやすい動物です。叱ると、次回から我慢して突然攻撃に出るなど、別の問題につながることがあります。
大声を出す
大声は猫にとって強い刺激で、ストレスを上げやすい対応です。ペシペシが不満サインだった場合、さらに緊張を高めてしまうことがあります。
しつこく構い続ける
「ペシペシされた=もっと撫でた方がいい?」と逆に構い続けると、猫が“やめて”を強めるケースがあります。尻尾バタバタが出たら、いったん止めるのが基本です。
「猫 尻尾 ペシペシしてくる」に関するよくある質問
Q1.ペシペシされたら撫でるのが正解?
正解は「状況次第」です。軽いトントンという動きで体をすり寄せてくるなら、短く撫でたり声をかけたりしてOKです。しかし、強いバシバシという動きで耳が後ろを向き体が硬いなら、やめてのサインなので距離を取りましょう。尻尾だけでなく、耳・目・体のサインも合わせて判断することが大切です。
Q2.ペシペシが毎日続くのはストレス?
毎日でも「毎日同じ時間に遊びたい」「ごはん催促」など“ルーティン”の場合もあります。一方で、来客、騒音、多頭の相性、トイレ不満などの環境変化があるとストレス行動として増えることもあります。急に頻度が増えたり、隠れる、過剰グルーミング、粗相といった他の異変があったりするなら、生活環境の見直しや相談も検討してください。
Q3.猫が尻尾でペシペシしてきたら心を許したサイン?
「心を許している」要素はあり得ますが、断定はできません。安心のマーキング(すりつけ)とセットなら好意の可能性が高まります。ただし、不満のサインとしてのペシペシもあるので、叩き方の強さや他のサインと一緒に判断するのが安全です。
【まとめ】尻尾のサインを読み取ることで猫との暮らしがもっと楽しくなります。
猫が尻尾でペシペシしてくる行動は、多くの場合「構って」「遊んで」の合図ですが、状況によっては「やめて」「今は嫌」という不満サインにもなります。
叱ったり大声を出したりせず、軽いペシペシは短く応える、強いペシペシは距離を取るという対応を基本にすると、猫は安心して気持ちを伝えられるようになります。尻尾・耳・目・体のサインをセットで観察し、猫に合った距離感を作っていきましょう。
監修者コメント:猫の尻尾は「口ほどに物を言う」とても雄弁な器官です。ペシペシと当たると驚くかもしれませんが、それは愛猫からの大切なメッセージ。甘えているのか、それとも「もう触らないで」というサインなのか、その見極めが良好な関係の鍵となります。この記事を参考に、愛猫の”無言の言葉”に耳を傾けてみてください。
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監修・うさパラ コンテンツ制作チーム