大きな体にふわふわの被毛と優しい表情が魅力のラガマフィン。おっとりした性格で人懐っこい猫としても知られ、近年人気が高まっている猫種のひとつです。
しかし、インターネット上には「飼いにくい」「性格が悪い」などの声もあり、お迎えしたいと思っている人は不安になるのではないでしょうか。
実際のところ、ラガマフィンは特別飼いにくいという猫種ではありません。
ただし、猫種特有の特徴を知らずにお迎えしてしまうと、「思っていたより大変」と感じてしまうこともあるのは事実です。
そこでこの記事では、ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由や、初心者でも上手に飼うためのコツについて解説します。
ラガマフィンの性格の特徴や魅力についてもご紹介しているので、猫種選びの参考にしてみてください。
目次
- 【結論】ラガマフィンは極端に飼いにくい猫種ではない
- ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選①長毛種で被毛管理が必要
- ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選②体が大きい(大型猫)ので用品・スペースのミスマッチが起きやすい
- ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選③運動量が少なく、肥満になりやすい
- ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選④甘えん坊すぎてお留守番が苦手(分離不安)
- ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選⑤暑さに弱い
- ラガマフィンは飼いやすい?初心者に向く魅力
- 初心者でも安心!ラガマフィンを上手に飼うためのコツと対策
- 「ラガマフィン 飼いにくい」に関するよくある質問
- 【まとめ】事前準備があればラガマフィンは初心者にもおすすめの猫
【結論】ラガマフィンは極端に飼いにくい猫種ではない
結論から言うと、ラガマフィンは極端に飼いにくい猫種ではありません。
むしろ、温和でおとなしく優しい性格の持ち主なので、猫の中でも比較的飼いやすい猫種と言われています。
鳴き声は小さく、とても賢いため、鳴き声やしつけで困ることもないでしょう。
とはいえ、「飼いにくい」「性格が悪い」という声も見られるのは事実です。
ただ、これはラガマフィンという猫種特有の特徴を知らずにお迎えしてしまったがゆえの、ギャップによるものだと言えます。
動物と暮らすということは、見た目だけで決めるものではないということを、あらためて理解しておくことが大切です。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選①長毛種で被毛管理が必要
ラガマフィンが飼いにくいと言われてしまうのは、長毛種で思っていたよりも被毛管理が大変だからでしょう。
ラガマフィンはふわふわとした長く豊かな被毛を持つ長毛種の猫です。
その美しい毛並みは魅力のひとつですが、定期的なブラッシングなどの被毛ケアが欠かせません。
ブラッシングをせずにいると被毛が絡まり、毛玉ができやすくなります。
毛玉は見た目の問題だけでなく、皮膚トラブルの原因になったり、猫が毛づくろいの際に飲み込んだ毛によって毛球症を引き起こしたりすることもあります。
そのため、被毛管理に慣れていない人には大変だと感じられてしまうのです。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選②体が大きい(大型猫)ので用品・スペースのミスマッチが起きやすい
ラガマフィンの体の大きさも、飼いにくいと言われてしまう理由のひとつに挙げられます。
ラガマフィンは子猫のときはほかの猫とそこまで大きさが変わりませんが、成猫になると6〜10kg前後になることもある大型猫です。
そのため、猫用品のサイズが合わないのはもちろん、生活スペースとのミスマッチが起きてしまうことも少なくありません。
たとえば小さめのトイレでは体を動かしにくく、排泄しづらさを感じてほかの場所で粗相をしてしまうこともあるでしょう。
また、耐荷重が十分でないキャットタワーやベッドでは安定感が足りず、買い替えが必要になる場合もあります。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選③運動量が少なく、肥満になりやすい
ラガマフィンは運動量が少なく肥満になりやすいため、体重管理を意識する必要があります。
ラガマフィンは、もともとおっとりした性格の個体が多いことに加え、自分から活発に動き回るタイプではないため、運動不足になりやすい猫種です。
フード量の管理はもちろん、遊びの時間を作るなどして運動量を確保する必要があるので、飼いにくいと感じてしまう飼い主さんも少なくありません。
一般的に、「猫は比較的手がかからないペット」というイメージを持たれることも多く、思っているよりもお世話が必要なことにギャップを感じてしまうようです。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選④甘えん坊すぎてお留守番が苦手(分離不安)
ラガマフィンは、甘えん坊すぎてお留守番が苦手なため、家を空ける時間が長い家庭では飼いにくいと言われてしまうことがあります。
ラガマフィンは人懐っこく甘えん坊な性格の個体が多く、飼い主と一緒に過ごす時間を好む猫種です。
そのため、長時間ひとりで過ごす状況が続くとストレスを感じてしまうのはもちろん、強い不安から分離不安を起こしてしまうことも珍しくありません。
分離不安になると、飼い主がいない間に鳴き続ける、物を壊す、粗相をするなどの行動が見られることもあり、お留守番させられないことに負担を感じてしまう人もいます。
ラガマフィンが飼いにくいと言われる理由5選⑤暑さに弱い
ラガマフィンは暑さに弱いため、室温管理に気を配る必要があることも、飼いにくいと言われてしまう理由でしょう。
猫は人間のように全身で汗をかくことができず、汗をかいて体温を下げることができません。
特にラガマフィンは豊かな被毛を持つ長毛種なので体に熱がこもりやすく、高温多湿の環境では体調を崩してしまうこともあります。
そのため、夏場はエアコンをつけっぱなしにして室温を適切に保つ必要がありますが、近年は電気代も高いですよね。
電気代や室温管理の手間を、負担に感じてしまう飼い主さんも少なくありません。
(参考文献:Heat stress and sperm production in the domestic cat|ScienceDirect)
ラガマフィンは飼いやすい?初心者に向く魅力
ラガマフィンは飼いにくいと言われることもありますが、きちんと猫種の特徴を理解していれば、初心者でもお迎えしやすい猫です。
ラガマフィンはラグドールを祖先に持つため、ラグドール譲りの温厚な気質を受け継いでいる個体が多く見られます。
また、賢く適応能力も高いので家庭環境にもなじみやすく、初めて猫を迎える人からも注目されている猫種のひとつです。
ここでは、ラガマフィンが初心者にも人気の理由や、家庭猫としての魅力について詳しく見ていきましょう。
(参考文献:Breed differences of heritable behaviour traits in cats|scientific reports)
性格が穏やかで、人に慣れやすい傾向
ラガマフィンは穏やかで優しい性格の個体が多く、人に対して友好的な猫として知られています。
警戒心が比較的少ないため、飼い主だけでなく見知らぬ人にも慣れやすい傾向にあります。
また、落ち着いた気質から子どもに穏やかに接したり、同居しているほかの猫や犬とも良い関係を築きやすく、多頭飼いの家庭でも迎えやすい猫種です。
見た目が華やかで満足度が高い(長毛の魅力)
ラガマフィンの魅力は、何と言っても優雅で華やかな見た目でしょう。
ラガマフィンの祖先猫にはラグドールのほかペルシャも含まれ、美しい長毛を受け継いでいます。
ふわりとした毛並みは気品が感じられますよね。
毛色や模様のバリエーションも豊富で、それぞれ異なる個性を楽しめるのもラガマフィンならではと言えます。
室内飼いに向く
ラガマフィンは活発に行動するよりも、ゆったり過ごすことを好む猫種です。
ラガマフィンの運動特性は、のんびり探索行動を行ったり飼い主とのふれあい遊びが中心で、活発な遊びは短時間で終わる傾向にあります。
シャムやベンガル、オリエンタルショートヘアなどのような、ずっと動き回るアクティブな猫種ではないため、落ち着いて生活しやすい猫種と言えるでしょう。
初心者でも安心!ラガマフィンを上手に飼うためのコツと対策
ラガマフィンは、猫種ならではの特徴を理解すれば、初心者でも飼いやすい猫種です。
被毛のケアや生活環境の整え方など、基本的な飼育ポイントを押さえておくことで、猫も飼い主も快適に暮らすことができるでしょう。
ただし、猫の性格や行動には個体差もあるため、それぞれの猫に合わせた対応も大切です。
ここでは、ラガマフィンと安心して暮らすために知っておきたい飼育のコツや、日常生活で意識したいポイントについて紹介します。
1日5分のブラッシング習慣で毛玉と毛球症を防ぐ
ラガマフィンは長毛種のため、毎日のブラッシングを習慣にしましょう。
ブラッシングを怠ると毛玉ができやすくなるだけでなく、毛づくろいの際に飲み込んだ毛が体内にたまり、毛球症の原因になることもあります。
1日5分程度のブラッシングの習慣をつけておくことで、被毛をきれいに保つのはもちろん、健康管理にもつながります。
キャットタワーは高さより「安定感・頑丈さ」を重視
ラガマフィンのキャットタワーは、高さよりも安定感や頑丈さを重視して選ぶことが大切です。
体格のしっかりした猫種のため、土台が不安定なタワーではぐらついたり倒れたりするおそれがあります。
支柱が太く、土台がしっかりしたタイプを選ぶことで、安全に上下運動ができる環境を整えることができるでしょう。
毎日必ずスキンシップの時間をとり、ストレスを溜めさせない
ラガマフィンは人との関わりを好む猫なので、毎日必ずスキンシップの時間をとりましょう。
触れ合ったり一緒に遊んだりすることで、猫の安心感や満足感につながります。
コミュニケーションが不足するとストレスがたまり、問題行動はもちろん、体調不良を引き起こしてしまうこともあるので注意してください。
「ラガマフィン 飼いにくい」に関するよくある質問
Q1.毎日ブラッシングできない日はどうしたら?
時間がない日は、手ぐしで軽く毛並みを整えたり、毛玉ができやすい首回りや脇の下、後ろ足の付け根などの部分だけでも軽くブラッシングしておくと安心です。ブラッシングができない日があっても、すぐに問題が起こるわけではありません。しかし、長毛種の猫は数日放置してしまうと被毛が絡まりやすく、毛玉ができやすくなってしまいます。忙しい日は簡単なケアにとどめ、時間のある日に丁寧にブラッシングするようにしましょう。
Q2.夏のエアコンは必須?電気代が不安です
夏場は室温が高くなり、ラガマフィンの熱中症のリスクが高まるため、エアコンを使って室内の温度を調整してください。熱中症になると臓器に大きなダメージを与え、後遺症が残ったり、場合によっては命を落としてしまうこともあります。電気代が気になる場合でも、留守番中もエアコンをつけっぱなしにすることが大切です。遮光カーテンで直射日光を防いだり、サーキュレーターを併用することで電気代の負担を軽くすることはできますよ。
Q3.多頭飼いは向きますか?
多頭飼いは可能ですが、必ずしもすべての猫同士が仲良くなるとは限りません。猫同士の相性には個体差があるため、新しい猫を迎える際は慎重に慣らしていくことが大切です。最初から同じ空間で生活させるのではなく、別の部屋で過ごさせるなど段階的に距離を縮めていきましょう。時間をかけて徐々に慣らすことで、トラブルを防ぎやすくなります。また、多頭飼いではトイレや食事場所を分けるなど、それぞれが安心して過ごせる環境を整えることも大切です。
【まとめ】事前準備があればラガマフィンは初心者にもおすすめの猫
ラガマフィンは「飼いにくい」と言われることもありますが、事前に準備を整えておけば、初心者でもお迎えしやすい猫です。
被毛のケアや体の大きさ、暑さ対策など、いくつか気をつけたいポイントはありますが、猫種の特徴を知っておけば特別に難しいものではありません。
実際にラガマフィンと一緒に暮らしてみれば、美しい見た目や穏やかな性格に、さらに魅力を感じるでしょう。
ラガマフィンのお迎えを検討している場合は、生活環境やライフスタイルに合うかどうかも考えてみてくださいね。
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監修・うさパラ コンテンツ制作チーム